イニエスタには千日手

スペインがポルトガルを下して、ベスト8に勝ち進んだ。

この試合唯一の得点となったビジャのゴールに繋がったイニエスタのパスに恐ろしさを感じずにはいられなかった。

ビジャはそもそもフリーだった。
だけど、イニエスタはビジャには出さなかった。
あのシーン、イニエスタの狙いは何だったか。

イニエスタはシャビ経由でビジャパスを出したのではないか。

それが恐ろしい。

イニエスタの自分の技術への信頼と、チームメイトへの信頼。

多分、シャビがそのままゴールへ迎える状況ではなかった。そこにボールを入れたイニエスタ

サッカーをやる上では、最善のプレーというのは、最後のシュートシーンになった時の確実性を上げるプレーだと思う。

簡単な例を言うと。
モタモタドリブルすると、その間に敵のディフェンダーが、味方のフォワードへのマークを修正できる。ということだ。

だからもたもたボールはタラタラと持って欲しくない。

そういう感じ。

その意味でイニエスタのあのプレーは最善手だったのではないかと感じた。

ボールを持ったイニエスタには千日手狙いしかしてはいけい。
ボールを持ったら人が先手だから。


イニエスタフェデラーと羽生さん。
この人達はかなり危ない人達だ。