攻めと守り。将棋とサッカーと。

将棋とサッカーの違いについて。

サッカーは基本的にはボールのあるところで戦いが起こっていて、
一点取るか取られるかという状況があるとしてもそれは100mくらいは離れているから、ボールが移動しなければ何もおきない。

将棋はシビアで、相手陣に攻め込んで相手の王様に迫っている。という状況でありながら、自陣の王様にも相手の兵力が迫っているということが同時にあり得る。
互いに一手ずつという単純さと、局面の複雑さがサッカーとは違うところ。

そう考えると攻防手と言われるものの価値の高さは結構高い。大きく動いたり、後ろに下がりやすい駒はポジションニングも大事ということか。

そう思うと金の決定力って凄い。ゴール前では外さない。みたいな。

そういう将棋の中での緊張感と決断はサッカーの中で起こる事よりシビアだし面白い。
プロの棋士にサッカーの戦術や選手交代について意見を求めると凄い手が。というか固い手が出てくるのではないか。

アジア杯の決勝で、まずは岩政を入れたザッケローニにそういう凄みを感じた。今はこの一手ですよ。と言われるような感じ。

あれ?誰と交代したんだったか?