イニエスタの動き20110610
Date:20110610
夜、寝れなくなったからバルセロナの試合を録画でみてた。
中盤の底でブスケッツがボールを持つ。
すぐ前でキャリックにマークされたイニエスタキャリックを連れて前に向かってバックステップ。
キャリック、かなりキチンとイニエスタに着く役目。チラチライニエスタに熱視線。
チラチラのチラでキャリックがイニエスタを見た瞬間、イニエスタキャリックの背後にダッシュ!
と見せかけて、プルアウェイ。
めでたくフリー。
ブスケッツ、パス。
イニエスタ前を向いてボールを持つ。
→マンU緊急事態!
イニエスタ、こういう動きが本当にうまい。
ポイントはイニエスタがキャリックよりも前にいた事。
キャリックはイニエスタをマークするという選択をしたこと。
それを見て、イニエスタはキャリックが首を振らないと、ボールホルダーとマーカーを視野に収められないところに移動し続けた。
これにはボールホルダーから敵チームの選手を遠ざける意味もありブスケッツは時間を得た。
そして、首を振ってイニエスタを見た瞬間に裏を狙う。
キャリックは当然対処しようと自分の裏のスペースを消そうとする。
本気でキャリックの裏でボールをもらうならキャリックがイニエスタから目を離した瞬間に動き出す。
状況によって手筋を組み合わせていく。
将棋みたいに。
キャリックはどうするべきだったか。
選択は2つで最初はブスケッツに近かったのだからボールにプレッシャーをかける。
もしくはイニエスタに付くなら、イニエスタよりも下がる。下がるならボールホルダーを見ないで下がるくらいでもいい。
それをやるとイニエスタはクサビをもらうだろうが仕方ない。と考えるしかない。
もちろんブスケッツに当たりにいくのはギャンブル。
ただしどこかでギャンブルは必要。
バルセロナ相手だとディフェンスでのギャンブルが成功し難い。
あれよりもっと我慢しなくてはマンUは勝つのが難しかったのかもしれないと思うと恐ろしい。
フォルランみたいなスーパーサイヤ人が必要だったか。