有山な稲毛な夜

今年も千葉に有山じゅんじさんがやってきた。

仕事を早く切り上げて、音楽を聴かせてもらいに向かう。

今年のライブの始まりの曲は「ヘビースモーカー」。
僕が、初めての有山さん一人でのライブで有山さんが最初に歌った曲がこの曲だった。
確か、あの時は有山さんがタバコをやめていて、ライブの途中でお客さんが吸ってるタバコを一口もらっていたりした。

その時とは、リフのタイミングを少し変えて、ソロも低いところから入って、キーはあの時と同じくC。

たしか、DやEでも聴いた事がある。
僕はCのが好きだ。Fを抑える時の1弦E解放がキレイに響く。

二回目に行った時は、"陽よのぼれ"で始まった。
これも素晴らしかった。

それは、そうと金曜はこの後、「スルメのように生きてる」「Ain't Nobody business」「キムチ」という流れ。これで、十分満足くらいな内容。

最初の方に聴けてよかった。

今年も有山さんのギターの音は凄かった。
歌も凄かった。

ギターはどの音も意識して出されてて、ノイズというか気になる音が一つも無い。
伴奏とメロディを一緒にやりながら、メロディをズラしたりする。もちろん、伴奏の低音のリズムは崩さない。

歌いながらごまかすという事が全くない。

この辺の真面目さを、すっかり隠すくらい歌はどれも面白かったり楽しかったり、ロマンチックだったりするところも凄い。

ブログでアップされた事のある譜面を見ても、音楽をする人としての真面目さは伝わってくる。

それから近くで観た有山さんで、印象的だったのは右手の親指。

あれだけブンチャカブンチャカ鳴らす指がどんなのかと思っていたら、ポッコリした感じで、低音弦をまるでハンマーみたいに弾く。軽やかというよりむしろ、重たい親指だった。
まるでピアノのハンマーが弦を叩くような印象。
弦がボーンと鳴る。

来月の有山岸の発売が楽しみだ。